わたしが出会った、低用量ピルという選択
今回お話を伺ったのは、会社員をするかたわら日々トレーニングに励み、ついに念願のフィットネス大会の出場を決めた池谷さん。
身体のコンディションが評価に直結する大会で、それを大きく左右する生理とどう向き合っているかを伺いました。
「本気だからこそ自分にとって最良な手段を考えた」
生理をコントロールしてベストな自分を。
ー池谷さんはもともと低用量ピルを知っていましたか?
はい、知っていました。でも今回の大会出場を決めるまで、服用したことはありませんでした。
生理周期に乱れはないし、周りの友人に比べれは、PMS(月経前症候群)は重くないのかなと思っていたので、そこまで本気で(低用量ピルを)飲もうかなと考えたことはなかったですね。
ーでは、なぜ今回低用量ピルを服用しようと思ったのですか?
PMSは重くない、って言ったのですが、症状が全くないわけではなくて。例えば生理前から生理中にかけては食欲が増したり、むくみやだるさを感じたりします。フィットネスの大会に出ようと決意はしましたが、大会の期間と生理の症状がかぶったら困るな、どうしようかな、と悩み、低用量ピルを考え始めました。
ー大会前に食欲が増したら大変ですよね。
そうなんですよ。よし追い込むぞ!っていうときに、本来のパフォーマンスを出せないのが嫌だと思いました。身体がだるくなったら筋トレを休めばいいじゃん、って普段ならなると思うのですが、大会前にトレーニングを休むのは不安だし、大会当日が生理中のむくみ真っ只中とかぶるのも困るなと思って。
ーたしかに、イベント日に生理だと気持ち的にも身体的にも辛いですよね。
今回は初めての大会出場なので試行錯誤しながらやっています。ただ、自分のベストを尽くしたい、という気持ちで。私の場合は生理後がキラキラ期でむくみもないし、肌の状態もいいんですよね。だから大会本番はこの期間がいいなと思っていて。低用量ピルを飲んでみようと考えました。
ー池谷さんは今回HERDAYSで低用量ピルのオンライン処方サービスを使ってくださいましたよね。いかがでしたか?
率直な感想は、「使ってよかった」です。
操作がすべてLINE上で完結できるので他サイトに飛ぶわずらわしさがないし、予約もすぐにできました。平日は仕事があってなかなか病院にも行けないのですが、土日も受診可能で助かります。
実際に問診回答中の様子(撮影:旦那さん)
ー低用量ピルを服用してみてどうでしたか。
身体の変化としては、飲み始めて最初のうちは、軽度の出血やむくみは感じました。でも同封の説明書に記載があったので特に不安は感じませんでした。
それよりも、これで生理をコントロールできる、という安心感がありましたね。
今までは生理をコントロールするものだとは思っていなくて、しょうがないと過ごしてきたんですよね。でも低用量ピルという選択肢を持つことができたので、今後もうまく活用していこうと思っています!
その後、フィットネス大会に臨んだ池谷さん。結果は見事2位でした!
優勝を狙っていたので悔しいです!引き続き頑張ります。
自分の身体のことは自分で決めることができ、それが日々の生活を豊かに変えてくれる
『低用量ピル』という選択肢があるということを知っていていると、生理のために我慢したりあきらめてしまうことを減らすことができそうです。
生理はしょうがないもの、ではなく、コントロールしながら挑戦する姿勢をみせてくださった池谷さん。
自分の身体のことは自分で決めることができ、それが日々の生活を豊かに変えてくれるのだと筆者に考えさせてくれました。
取材、執筆:臼田美緒(HERDAYS編集部)