生理をもっとハッピーに!
40年以上の付き合いを心地よく過ごすアイディア
毎月やってくる生理・・・お腹は痛むし、身体は重たいし、つらいですよね。女性は長い人生の中で40年以上もこの生理と付き合っていかなくてはいけません。
しかし、生理のことってなんだか他の人には話しにくく感じることがありませんか?
友達との情報共有も、なかなか難しかったり…。「辛いけど、どうせ数日で終わるから…」と耐えている人も多いと思います。
でも、実はこの世には、もっと生理を楽にする方法があるんです!
そこで、女性社員が多く活躍するウィルミナ社内で、「生理を楽にするために実践していること」についてアンケートを行ってみました。
日々の生活で実践している方法や工夫、そして生理ライフをよりハッピーに過ごすための秘訣を垣間見ることができました。
この記事では、”生理ハック”を共有して、もっと生理を快適に、そして前向きに受け入れていくためのアイディアを紹介していきます。
生理がもたらす不快感から解放され、毎月をより楽しく迎えられるように、ぜひ参考にしてみてください!
お悩み1.痛みが辛い
生理の時のお悩みとして最も多く回答にあったのが、生理痛について。鎮痛剤を使う方も多いと思いますが、他にも生理痛を緩和するアイディアをご紹介します。
a.カイロや湯たんぽで温める
おなかや腰を温めると、血流が促されて体の緊張がほぐれ、痛みが軽減することがあります。
最近では、かわいいデザインの電気湯たんぽや、なんども繰り返し使える天然素材の小豆カイロ、カワイイもこもこ素材の腹巻など、様々なアイテムがあります。
生理のお供になるような、お気に入りのアイテムを見つけてみてはいかがでしょうか?
▲左:充電式猫型ゆたんぽ 右:テディベア型ゆたんぽ。
こんな変わったデザインのものも販売されています。かわいいデザインの湯たんぽは、抱きしめて眠ると身体も温まるうえ、癒されるので気に入ったデザインのアイテムを用意しておくと少し生理期間も楽しめるようになるかもしれません。
こんな風にテディベアの中に湯たんぽを入れることができます。とっても簡単で便利です。
また、ツボにお灸を据えるのもおすすめです。
おすすめのツボ
■三陰交(さんいんこう):足の内くるぶしの骨から指を横にして4本分上のところ
■関元(かんげん):おへそから指を横にして4本分下のところ
b.とにかくたくさん寝る!
アンケートの中には、たくさん寝て、生理の不快感に通り過ぎてもらう。という回答も多く見られました。
心と体を整えるために、睡眠は欠かせません。睡眠時間が足りないと疲労が抜けにくくなり、自律神経が乱れ、生理前や生理中の体調を崩してしまう可能性があります。眠気を感じやすい期間でもあるので、睡眠時間はしっかりと確保して、心身を休ませましょう。
c. 温かい飲み物をのむ
冷たい飲み物を控え、温かい飲み物で体の内側から温めることも、生理期間中のツライ症状の緩和に役立ちます。
生姜湯、白湯、ルイボスティー、豆乳、ホットミルクなど、温かい飲み物で身体も温まり、リラックスできるかもしれません。特におすすめなのはホット豆乳。大豆イソフラボンは女性ホルモンと似た働きを持つと言われています。豆乳を飲むことでホルモンバランスが整って生理中の体をケアする効果も期待できそうです。
アンケートの中には、「生理が重いとき用」といってハーブティーを調合してもらっているという回答もありました。生理期間が少し特別になるような、お気に入りのドリンクやティーカップを用意して、生理の時期を心地よく過ごしてみてください。
▲猫型のティーバッグ。身体も心も癒されます。
お悩み2.漏れが気になる
経血の量が多い日は、漏れるのが気になって、仕事中や就寝時に気になってしまうという方も多いのではないでしょうか。
横漏れを気にせず快適に過ごすことができるようなアイテムをご紹介します!
a.ショーツ型ナプキン
ナプキンそのものがショーツの形になっている、履くタイプのナプキンです。
ずれが気にならず、吸収力もあるため、長時間ナプキンを変えられない方や、漏れの気になる就寝時などにおすすめです。
最近のショーツ型ナプキンは、おむつのような感じではなく、ブラックカラーのスタイリッシュなデザインのものも販売されています。
そのため、抵抗なく使用することができ、おしゃれなデザインで生理期間中も気分良く過ごせますね。
▲(写真:fermata store in New Stand Tokyo 撮影:土佐麻理子)
サニタリーショーツは、横漏れを徹底ガードしてくれる機能があるものもあります。デザインもかわいらしく、ぜひ試してみてほしいアイテムです。
b.月経カップ
膣内に挿入して、経血を「溜める」生理用品です。膣内で経血をキャッチしてくれるので、ナプキンのずれやムレから解放してくれます。
4~8時間程度の使用が可能で、いちいちトイレに行くたびに経血を見なくてすむというメリットもあります。煮沸消毒して繰り返し使用できるので、経済的でもあります。月経カップは、使い捨てをしないから環境にやさしく、自分の体に合ったサイズや素材のものを選ぶことができるのも魅力です。
その他の対策
a.低用量ピルを使用する
ピルを服用することで、生理予定日をコントロールしたり、症状を軽減したりすることができます。社内アンケートによると、実際に使用している人の使用目的は、
肌荒れや月経前症候群(PMS)の改善のため、生理日をコントロールするため、生理痛の軽減のためなど、様々です。個々の悩みに合わせて上手に活用されているようです。
筆者は生理痛と生理前の過食・肌荒れに悩まされ、ピルを使用した経験があります。ピルを服用することで、生理痛が軽減され、ホルモンバランスの乱れによる症状に悩まされにくくなりました。
また、生理期間をある程度コントロールできるため、旅行やプールなどの予定も立てやすくなりました。なんとなくいつも辛くていやだなーと思っているあなたの生理の悩みも、もしかしたらピルがサポートできるかもしれません。
HERDYASではオンライン診療が可能なので、お気軽にご相談ください!
生理に関する悩みや相談事を女性医師に相談できます。
b.生理の終わりかけに使い捨てビデで膣内洗浄をする
生理の最後の2〜3日は、子宮内や膣に残った経血が外に出ている状態です。
このタイミングで使い捨てビデを使用して膣内洗浄を行うと、膣内に残っている経血を洗い流すことができ、だらだらとした出血が続く期間を少し短縮することができるそうです。また、デリケートゾーンのニオイが気になるときにもおすすめとのこと。
c.デリケートゾーン用のソープやデオドラントを使用する
ニオイ対策には、デリケートゾーン用のソープやデオドラントを使用するのがおすすめです。
例えば、イビサビューティーが販売している薬用イビサソープと薬用イビサデオドラントは、デリケートゾーンにも使用できるアイテムです。
特に薬用イビサデオドラントはコンパクトなので、外出先でもサッと使用することができます。デリケートゾーンだけでなく、汗ばんだ背中や脇などにも利用できます。お守りのように1本持ち歩くのにおすすめのアイテムです。
▲左:薬用イビサソープ(医薬部外品 販売名:Ibiza薬用ソープ) 右:薬用イビサデオドラント(医薬部外品 販売名:薬用Ibizaデオドラント)。
デリケートゾーンにも使用できるふわふわのソープは、いつものケアよりも特別な気分になります。生理中はお風呂も億劫になりますが、そんな時こそ使ってみてほしいアイテムです。
生理は女性にとっての当たり前のことですが、不快さまで当たり前のこととして受け入れる必要はないと思います。
この記事を通じて、生理期もっとハッピーに、生理に対する前向きな意識が広がっていけば嬉しいです。毎月の生理が、快適で前向きな時間へと変わりますように。
取材、執筆:コモリ(HERDAYS編集部)