メイクボランティア活動「八王子市障害者療育センター」

前回のご紹介に引き続き第2弾です!

5月24日(金)八王子市障害者療育センター様へ伺いました。
https://www.mizuki-fukushi.jp/service/ryouiku

こちらは重度の障害のある18歳以上の八王子市民の方を対象に、医療的ケアを含めた日中活動支援をおこなう、通所型の生活介護事業と東京都重症心身障害児(者)通所事業(地域施設活用型)の施設です。
同施設には、15年以上前から社団法人顔と心と体研究会によるメイクボランティアが行われています。
今回は私を含め、メンタルメイクセラピスト3名での訪問となりました。

 

ご利用者様はご家族と相談をしながら、メイク内容の意向を決めてアンケートに書いてきています。
男性の方へも、腕へのマッサージ、化粧水でお顔のふき取り等のご希望がありました。体温を感じ、コミュニケーションを取りながらのマッサージはとても気持ちが良いものですよね。女性の方も、ポイントメイクのみ、フルメイクをして欲しいなどご希望は様々です。

私にとって、障害のある方へのメイクは初めてでした。
直接会話をすることができないため、コミュニケーションはどうやって取ればいいのだろう・・嫌な思いをさせてないか、不安にさせていないか等わからないことばかりでした。
麻痺があったり、麻痺による不随意運動で手や顔がずっと動いてしまう方達に、キレイにメイクすることが出来るのだろうか・・。

でもその不安はすぐに払拭されました。こちらの施設は、職員の方々が本当に明るく和やかで、動いてしまう方の手をサポートしてくださったり、「あー、リラックスしてるね。力が抜けてきたね」と教えて頂けたり。障害者の方も健常者の方も、お声がけしていくことの大切さは同じですね。

そしてメイクが終わり、鏡を見て頂くと、どなたも皆さんじっと鏡を見入るのです!その時に目の変化や輝きなどで、皆様何かしら反応を示してくれました。
伝わってるんだな、気持ちに届いているんだな、とわかる瞬間でした。
メイクボランティアは、メイクを通しての心の交流なのだなと改めて思いました。

 

 

また今回の訪問では、施設様側の素晴らしさを感じました!
職員の方たちが本当に一緒に楽しそうに、「あの方は朝から楽しみにしているんですよ」「毎年来て頂けて、またお会いしましたねとお声がけしてくれることをわかっているんですよ」と、メイクそのものはもちろん、こういったイベントをどれだけ嬉しく思って頂けているかをお話くださいました。ご家族の方達も楽しみにしてくださり、「写真載せてくださいね!」とお声がけいただきました。

毎回いつもメイクを楽しみにして下さるご家族のリクエスト:ポイントメイク(リップ)↓


どのボランティアに行っても毎回メイクに携わってきて良かったなと実感し、いつもこちらが嬉しさと感動を頂きます。
これからも、メイクを通じて、いろいろな方と心の交流をしていければと思っています。
ありがとうございました!

*写真の掲載は、承諾をいただいている方に限っております。

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ウィルミナではBeauty&Wellness Companyとして「あらゆる女性たちの希望で満たされる社会へと貢献していく」「女性たちにとって、あらゆる変化や壁がある社会でも、自分らしく晴れやかに生きる選択肢となり、希望を届けていく使命を持つ。」というVisionを掲げています。
メンタルメイクセラピストの活動はこの理念に合致し、ウィルミナはこれからもこの活動を応援してまいります。

公益社団法人顔と心と体研究会 https://www.kaokokorokarada.org/
メンタルメイクセラピスト  https://www.kentei-mmt.org/what_is/

メンタルメイクセラピストの資格がなくても、講習会に参加していただくことにより、ボランティアに参加することができます。
メイクボランティアにご興味がある方は、上記「公益社団法人顔と心と体研究会」にお問い合わせください。

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