今年も残すところあとわずか。年末年始の計画はもうお決まりでしょうか?
ジェンダーギャップというと、賃金格差や管理職・役員に占める女性の割合などがよく話題になりますが、実は「無償のケア労働や家事労働に充てる時間」にも男女格差があるのだとか。
公私にわたって何かと忙しさが増すこの時期だからこそ、「見えない負担」問題について考えてみたいと思います。
見えない負担——「無償のケア労働や家事労働」の偏りが女性を縛っている
メニューを考え、食材の買い出しを行い、食材の在庫管理をする。
「次にやるべき家事」を常に考えておく。
家族の予定を把握して調整する。
子どものサイズアウトした服の整理・買い替え。
生活をする上で「お金は発生しないけれど、家庭や社会を維持するために不可欠な作業」は常に発生しています。日本ではこれらの多くが女性に偏って担われ、国際的にも時間の格差が大きいことが問題視されています。
経済協力開発機構(OECD)が2024年7月9日に発表した「OECD雇用見通し2024:ネットゼロへの移行と労働市場(The Net-Zero Transition and the Labour Market)」によると、日本における「無償のケア労働や家事労働」にかける男女の時間差は、OECD加盟国中ワースト5位、G7加盟国中ではワースト2位、という厳しい現状であることが明らかに。フルタイムで働く女性ではなおさら、日々の生活の中で“時間のゆとり”や“自分をケアする余白”が奪われてしまい、「仕事と家庭の両立が困難になる」「自分のキャリアをあきらめて家庭を優先する」という結果につながりやすくなるかもしれません。

こども食堂は、女性の活躍を支える“生活インフラ”でもある
こども食堂というと、“貧困課題への支援”をイメージされる方もいるかもしれません。
しかし実態はそれだけに留まりません。子どもの居場所として、地域の幅広い年代が集う交流拠点として、また、だからこそ「仕事と家庭の両立」に奮闘する女性を間接的にでも支援する場としても、こども食堂は重要な役割を果たしているといえます。なぜなら、家事労働の負担軽減はもとより、子どもに安全な居場所があることで、女性の心と時間に余白が生まれるからです。
こども食堂は、“女性の活躍を支えるインフラ”でもある——この視点はもっと社会に共有されるべきものです。
「経済同友会×むすびえ」の取り組みに参画
女性活躍支援をライフワークとして取り組むウィルミナ代表の幸村潮菜が会員となっている経済同友会(公益社団法人経済同友会)の「共助資本主義の実現委員会」では、国内外の社会課題を解決するために、これまでにさまざまなイニシアティブを立ち上げ、社会課題に取り組むNPOなどのソーシャル・セクターと連携しています。そして、具体的に推進する取り組みのひとつとして、認定NPO法人全国こども食堂支援センター・むすびえと連携し、「長期休みこども食堂支援」の取り組みを行っています。
女性が自分らしく、晴れやかに生きる社会をつくることをビジョンに掲げるウィルミナも、女性の活躍を支援する企業としてこの企画に参画。歯をきれいに保つ習慣が、自然と食生活の改善にもつながることから『歯磨き粉』と、乾燥が気になる季節、親子で手軽に使える保湿ケアとして『オールインワンゲル』を39箇所の子ども食堂に提供いたしました。

提供した商品:スクワビューティー スクワニングジェル 濃いめ TC、卵殻ホワイト
認定NPO法人 全国こども食堂支援センター・むすびえ コメント
こども食堂は、みんなで食事をするだけでなく挨拶や衛生などの生活習慣を啓発する場としても力を発揮しています。この度の歯磨き粉や保湿ジェルのご提供は、こども食堂に参加する皆さんに自分自身をケアすることの大切さを伝える機会につながると感じております。
長期休みの温かいご支援に、心より感謝申し上げます。
ウィルミナ代表 幸村潮菜 コメント
私自身、子育てと仕事を両立してきた中で、「今日のごはんをどうしよう」「子どもをひとりにして大丈夫かな」と、いつも頭の片隅で家のことを考えている自分がいました。目に見えにくい家事や育児の負担が、女性のキャリアや生き方の選択を狭めてしまう場面も少なくありません。
こども食堂は、子どもたちにとっての安心できる居場所であると同時に、お母さん、お父さんが「ひとりで抱え込まなくていい」と思える心のインフラだと感じています。
経済同友会での活動を通じて、こうした地域の支えが広がることこそが、女性の社会での活躍を後押しする大切な土台になると実感してきました。今回、むすびえさんの活動を通じて、ウィルミナとして子どもたちとお母さんのウェルビーイングを支える取り組みにご一緒できたことを、心からうれしく思っています。
ウィルミナはこれからも、女性の活躍を支援する企画に取り組んでまいります。